メガネくんからしたら、多分わけがわからないだろう。

いつもおごってあげて、欲しいとつぶやいたものを買ってあげて

気遣ってあげていて。連絡だってマメにしてる。

恋愛指南書に書いてあるようなことは十分にやっているはずなのに。

振り向いてもらえないなんて、わけがわからないだろう。

一番わからないことは、会っている時は普通に笑顔で会話してくれるのに

いい答えがもらえないこと、なんじゃないだろうか。。

 

ホントに申し訳なさでいっぱいになる。

これだけ気遣ってもらえるお付き合い（今回は付き合ってませんが）は

はっきり言って初めて。まさしく、姫扱いだなぁと感じる。

わたしは今までのお付き合いは気持ちを抑えなくちゃいけないことが多かった。

合わせてばっかりだったし。

いつもおごってくれるような人と付き合ったことはない。

基本割り勘か、わたしの方が多めに払うようなお付き合いもあった。

相手にお金がなさすぎて、遠出すら行けなかったり。

我慢するような恋愛が多かった。

だけど、わたしは自己肯定感がすごく低いのでそれが当たり前だと思ってた。

わたしはおごってもらえるような人間じゃない、

欲しいものを買ってもらえるような人間じゃない、

合わせてもらうんじゃない、気遣ってもらえるんじゃない。

我慢して生きていかなくちゃいけない、それくらいに値する人間なんだって思ってたから。

 

わたしみたいな人間が、色んなものを望んじゃいけないと思ってた。

 

だけど、友達に言われた。

「玲菜ちゃんは、ホントは姫になりたいんだよ。

玲菜ちゃんは、甘えてる方が合ってる。

我慢したり無理したり相手に合わせたり、それができてしまうけど、

難なくこなしてしまうけど、ホントの自分はそれをツラく感じてるんよ。

我慢も無理もしなくてもいい、自己中になってしまうくらいの人と付き合った方がいいよ。

その方が絶対合ってるから。

玲菜ちゃんっていう存在がいてくれるだけで、

玲菜ちゃんの彼氏になる人は嬉しいと思ってくれると思うよ。」

 

ホントに。そうなにかもしれない。

全面的に頼りきって、甘えられる人。

わがままになれる人。

そんな人を、心の奥底では望んでいるのかもしれないなぁ。

 

良いカノジョでいることが自分にとって大事なことだと思ってたけど。

あまりにも心の声を無視しているのだと思う。

 

「玲菜ちゃんはじゅうぶんにいい子だから。」

 

しんどい時にしんどいよって、

ツライときにつらいよって言える子になりたいなぁ。

 

まぁメガネくんはそれを受け止めてくれそうな人なわけですが。。

心のカギは閉まったままです。。