別れてから思ったこと

 

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【最後の電話】からの続きです。

 

翔太と別れてからは、自分の体の一部がなくなったような喪失感に包まれていました。

『生き地獄』って、こういうことを言うんだなっていう日々でした。

仕事もしていたので、1人でいる時以外は至って普通にふるまっていて

職場には事情を知っている同期たちもいたのですが、

わたしの振る舞いがあまりにも普通すぎていたので、相当ビックリされていました。

わたしのポーカーフェイスっぷりはこういう時までも遺憾無く発揮されていました…。

けれど、1人でいるときの心の中は、すさまじいものでした。

朝目覚めると涙が止まらないなんて当たり前。

いつでもどんな時でも、涙は溢れだしてくるので、必死にこらえる日々でした。

 

希望なんて見出せないし、生きている意味も価値も何もわからなくなっていました。

だけど、こんな時でも支えてくれたのは友達たちでした。

みんな色んな形で、わたしの力になってくれました。

当時はブログをしていたので、長く知り合いだった人を始め、

最近知り合った方などにも励ましの言葉はたくさん頂きました。

『みんな玲菜ちゃんには幸せになって欲しいと思ってるんだよ。

玲菜ちゃんはこれからきっと幸せになれるよ。』

っていう、顔も本名も知らない人の言葉で涙が止まらなくなったことも。

 

会いたいと言ったらすぐに駆けつけてくれた友達。

遊びに誘ってくれた友達。

ひたすら話を聞いてくれた友達。

わかるよ、わかるよって共感してくれた友達。

夜中に突然行ったのに家に泊めてくれた友達。

 

わたしは決して友達が多い方ではないけれど、

この時ばかりは本当に「わたしって友達に恵まれている!」って改めて実感できました。

 

色んなことを思いながら、悲しい気持ちはなくならないけれど

できるだけ前を見て歩いていこうとは思っていました。

 

翔太に対する好きの気持ちを無くすことは大変な作業だったけれど

翔太と付き合っていて嫌だったこととかを、たくさんたくさん思いだして

「別れて良かったんだ」って自分の脳と感情が認識してくれるように、努力していました。

 

そもそも、正直に言うと、翔太との結婚には不安がありました。

翔太の家族環境とわたしの家族環境にはあまりにも違いがあったし

他にも色々と、思うことがありました。

「わたしたちの結婚は合っていないのかもしれない」って何度も思ったことがあったのは事実です。

けれどそんな思いは、好きな気持ちとかがいつも覆いかぶさって

見えないものとしていました。

 

でも、こうして別れる運命を迎えて

わたしたちはお互いが幸せになるためにも、別れた方が良かったんだと思えるようになっていました。

今ではそれは本当にそう思うし、

いろんな負のカルマを背負ってわたしと別れてくれた、ということなのかもしれない。

そう思うと、逆に感謝しないといけないのかもしれない、と思うほど。

だってやっぱり、翔太と別れてからは、翔太以上だと思える人と出逢えているわけだし。

 

あのまま翔太と結婚していても、絶対うまくいかなかったんだろうなと思います。

だから、「別れてくれてありがとう」なのかな・・・。

でも、そんな風に思えるのは、何年も何年も経ってからのこと。

それまでは、もちろん今もだし

悲しい気持ちが消えることはありません。

翔太がいなくなったことの悲しさは、次第に薄れていくけれど、浮気をされた、という事実や

その間にされたこと、言われたこと、つかれた嘘。

すべてが深い傷となって残り続けるからです。

 

【消えないトラウマ】へ続く。

 

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