不完全燃焼

 

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【別れ】からの続きです。

 

荒れた運転をすることなく、無地に家に到着し

取り急ぎ、雄大に着いたことをメールで伝えました。

雄大からは、多分付き合ってからはいちばん長いと思われる

返信メールがきました。

そこには感謝の気持ちが綴られていました。

そして、わたしもありったけの感謝と。

好きだった気持ちをメールに込めました。

本当に終わっちゃうんだなと、泣きながらメールを打ちました。

 

その日はもう夜遅く、お風呂に入って寝ることにしました。

次の日は日曜日。

 

朝、雄大からの着信で目が覚めました。

雄大から・・・?なんで??

と、疑問に思いながら出てみると。。

 

『昨日はあんな風に言ったし、メールも送ったけど。

なんか・・・俺納得できてなくて。』

「へ???」

『俺の気持ちばっかり話して、玲菜の気持ち全然聞いてないなと思ってん。

玲菜はただただ俺の気持ち受け入れてくれたけど。

玲菜は実際どう思ってるんやろうって。

こんなん初めてやねんけどな。。。スッキリせぇへんねん。』

まさかまさかの言葉でした。

 

確かに、昨夜は雄大の気持ちに反論することもできず

ただただ納得して受け入れるしかなかった。

そのまま雄大から提示された別れを受け入れた。

そういうものだと思ってた。

わたしがどれだけあがいたって、環境が変わるわけでもなく。

何も変わらないと思ったから。

 

だけど、そんな風にわざわざ電話してきてくれたことが本当に嬉しかった。

 

『玲菜がまだそこまで結婚したいと思ってるわけじゃないんやったら。

もう1回考えてくれへんかな?』

「いま・・・答え出さなあかん?」

『いや、いつでもいいから。そう思ったら連絡してほしい。』

 

一度底まで沈んだ思い。

それが少しだけ・・いや、とても救われた気持ちになれたのは確かでした。

 

「まだ望みがある・・・」

そんな微かな想いはわたしの落ち込んだ気持ちを楽にしてくれたのでした。

 

結局、その後は婚活を始めるわけですが、

いつでもどんな時でも、雄大のことが頭の中にあって・・・。

連絡しようと思ったことは、1度や2度ではありませんでした。

だけど、やっぱりその後二度と連絡をすることはありませんでした。

 

この件もあって、雄大のことはなかなかピリオドを打つことができずにいました。

多分、最後の○をつけられたのは、今の彼と付き合い始めた時じゃないかと思っています。

 

わたしにとって、雄大とのお付き合いって何だったんだろうってよく考えてしまいます。

その答えはやっぱり「どれだけ傷ついて、ツライ想いをしても

また誰かを愛せるし、愛されるんだよ。大丈夫だよ。』

そんなところでしょうか。

それを身を持って経験できたわたしは幸せだったと思う。

 

翔太よりも雄大とのことを思い出す方がツラかったりします。

なんだろう。

胸の奥の方がギューーンと掴まれるような、この感じ。。

 

不完全燃焼は終わることなく、未だに続いているのかもしれません。

 

【END】

 

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