翔太との悲しい悲しい別れを経験したわたし。
人生に希望なんて持てない。
生き地獄のような日々。
がんばって、がんばって翔太との思い出を打ち消していました。
メールを全部消去して。
3年半の溜まりすぎた写真のデータを削除して。
涙が出ない日なんてありませんでした。
これ以上の人はいない、と確信していたから。
そんな人との別れは想像を絶するものでした。
けれど、そんな真っ暗闇なトンネルの中にいても。
出口の灯りなんて到底見えなくても。
一筋の光は目の前に現れるんですね。
一生懸命生きていたら。
明けない夜はない、なんて思えなかった。
けれど、夜は明けるんです。
雨は必ずやむんです。
『捨てる神あれば拾う神あり』
本当にその通りだと思えた、雄大との出逢い。
それは、突然の友達からの紹介でした。
当時、わたしには仲良くしていた男友達がいました。
その男友達に関しては、全く恋愛対象ではなく、今も仲の良い友達なのですが
だからこそ、相談はたくさんしていました。
そんな彼が突然「こんな人どうかな?」と、学生時代の友達を紹介してくれたのです。
「雄大っていう友達から久しぶりに連絡がきて、、ふと思ったんだけど」とのことでした。
雄大から彼に、そんな風に久しぶりに連絡が来なかったら、雄大と出逢うことはなかった。
本当に些細なことが運命を動かすのです。
【ドストライク】へ続く。
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