消化し切れない前彼のこと

 

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「フル方とフラれる方、どちらがツライか」みたいな議論ってしばしば見かけるのですが

「そんなん300%ふられる方がツライに決まってるやん!!」って思ってました。

フラれた経験しかなかったので。。

実際、長く付き合った彼をフった後のわたしといえば。。

考えは変わりません。

ふられる方がずっとずっとツライと思う気持ちは変わりません。

だって、フル方はずっと前から考え続けて意識し続けて

決意が固まったときに言えるのだから。

ある意味そこでゴールに辿りつけるのだから。

それまで悩んだ日々は苦しいものだったかもしれないけれど

やっぱり、ふられた方というのはそれが突然だった場合であればあるほど

その後の苦しみや絶望は計り知れない。

だけどね、わたしの場合は例外だなと思っています。

彼をふったあの日から1日も忘れたことはないし

これが正しかったのか、っていう答えの出ない自問自答を永遠に繰り返してしまっているからです。

 

色んな不満があった。

想われている実感もなくなってしまってた。

彼にとって、わたしがいなくなってもそれほど悲しまないだろう。

そんな風に思ってた。

別れを考えているという意思を伝えたときに

彼は少し引き留めてくれた。

というか、もう少し考え直してほしいというようなことを言われて

わたしは、それに心底驚きました。

 

わたしは、彼にとって最良のいいカノジョを演じていました。

これでもまだ足りないだろうなって思ってたけど。

 

だから、彼にとってはわたしとの付き合いはとても楽なものだったと思います。

思いやりもやさしさも気遣いも最大に発揮していたし

彼をいちばんに思い、行動していました。

それに加えて、感謝の気持ちや愛情もずっとずっとわかりやすく伝えていました。

そんなわたしからの突然の告白は本当にビックリしたと思う。

 

本当のわたしはそんなんじゃない。

 

彼が望むカノジョ像は、ワガママを言わない、合わせてくれる、

優しくて、、そんなものだったと思います。

 

聞いたわけじゃないけれど、

彼は我が強かったので、真向から意見をズバズバと主張してくる子は

多分合わないと思う。

弱音を吐きまくる子や、かまってちゃんはダメだと思う。

だって彼は、友達や趣味を第一優先に、そしてその次にカノジョ。だったから。

それを容易く受け入れる子じゃないとダメだとわかってたから。

わたしはそんな子でいることに徹した。

だって、嫌われたくなかったから。

やっとやっと好きになれた相手だったから。

そしていつしか、そんな風に相手に合わせることや

いいカノジョでいることが自分の喜びになってた。

自分の心を壊していってることにも気づかずに。

 

だけど、結局わたしはそこが喜びであるのには変わりない。

「姫でいていいんだよ」って言われても、素直にそれに従えない。

気をつかうことが当たり前だから、

「そんなところで甘えちゃダメなんじゃないか」ってやっぱり思ってしまう。

相手本位でいる方が楽だから。

 

彼との付き合いは心の底では苦しかったんだと思う。

だけど、合っていたんじゃないかとも思える。

相手本位でいれている自分に価値を見出すことができていたし。

 

彼は「そんなに苦しい思いをしていたなら、歩み寄るようにするから」って言ってくれた。

わたしは、彼に必要とされていないと思っていたから

彼が歩み寄ろうという意識を持ってくれたことに対して、本当に驚いた。

だって、あんなに頑なな人だったんだよ。

わたしの初めての涙の訴えに何か感じるものがあったのだろうか。

そんな風に心揺さぶられることもないと思ってた。

たくさんたくさん、思い込んでた。

「彼はこんな人だから」って。

それは今までの数々の言動で感じていたことだった。

だけど、ホントの彼は違かったのかもしれない。

わたしはその訴えをした時点でほぼ別れることを決めてた。

正直、好きかどうかもわからなくなってた。

というか、心底安らげる相手ではなかったのです。

いいカノジョをしていなくちゃいけないから・・・。

もちろん素ではいれた。

だけど、本当の心のカギはかかったままだった。

それは心のカギがかかっていない人といるときの自分がどんな感じかを知ってるから

その時のわたしは、もっともっと笑ってるし「えぇーー!!」ってつっこみも入れるし

おもしろいことだってたまには言う。

なんしか、すごく笑ってるし、感情も深いから

いろんな感じとったことを暑苦しいくらい熱く語る自分もいる。

そんな自分らしさはどこにも顔を出していなくて。

「こんなんでいいのだろうか」っていうのはずっと思ってた。

 

本当の自分じゃ彼に嫌われる。

本当の自分は彼が受け入れてくれる子じゃない。

 

そんな風に思ってた。

「そんな人と結婚しようと思ってたの?」って言われそうだけど

それはYES。

結婚したらもうなんでも言えるような気がしていたから。

 

なんか自分でもバカなんじゃないかと思いますが。。

 

わたしが涙ながらに、「本当の自分はこうじゃないし

不満もいっぱいあったし、愛情を全然感じない」というようなことを

何時間にもわたって伝えた。

そして、冷たく突き放されたかった。

というか、そうなるものだと思ってた。

「そんなんやったらいいわ」って、言われると思ってた。

その程度の愛情だとしか思ってなかったから。

だけど、彼の答えは違った。

それでも、わたしは別れを選んだ。

本当は姫になりたい自分を、彼は支えきれないだろうと思ってたから。

 

その後、ふたりで一緒に歩むことをやめてしまったから

彼は本当にわたしを受け入れてくれていたのか、

やっぱり無理だと思ったのか。

彼に負担がかかりすぎるよ結果になっていたのか。

 

永遠に答えは出ません。

だけど、どこかに落ちているんじゃないかと、その答えが。

今、必死にもがき続けている。

宇宙旅行に行けてしまうくらいのありえない・・けれどあり得なくもない。

そんな事象に今立ち止まってしまっている。

ただ答えが欲しい。

それも、明確な。

 

そして、何よりも。

彼を傷つけたという思いが一向に消えない。

 

ふられる方が300倍つらい。

そう思ってる。

だけど、わたしは例外だと思う。

ふる方が300倍つらい。

 

ふられたら相手を憎むことで、少しは感情が消化されるから。

そして時間と共に、そんな憎しみもやがて宙に舞う。

もう見えない、会うこともできない、そんな相手に勝手に刃を向けて

自分の中で消化できてくる。

 

だけど、ふった場合は。

憎しみの矛先が自分にしか向かない。

鋭い刃物は自分に常に向けられてしまっている。

銃口をつきつけられたまま、毎日を送らなくちゃいけない。

その銃を降ろせるのは、ほかでもなく自分なんだけど、、

それができない。

それをしちゃいけないとも思ってしまうから。

究極を言うと「自分が幸せになっちゃいけない」そんな心境に陥ってしまう。

 

ハタから見たらばかばかしいのだと思う。

だけど、つらい。

「裏切るより裏切られた方がマシ」

両方の経験をした自分は、本当にそう思う。

 

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